サウジアラビアの国際会議に公式招待|3ヶ月連続の現地訪問で広がる国際展開の可能性

SAKIGAKE JAPANは、2025年11月24日~26日にかけてサウジアラビアの首都・リヤドで開催された国際会議「REBCMフォーラム」へ、昨年に続きサウジ政府から公式招待を受けて参加しました。REBCMフォーラムは、Business Continuity(事業継続)分野における世界トップクラスの企業や、政府直轄の国営企業が一堂に会する国際会議・展示会です。

創業2年目の私たちSAKIGAKE JAPANが、このような国際的な舞台に継続して招かれていることは大きな名誉であると同時に、「日本の防災・レジリエンス技術は、世界で確実に求められている」という手応えを改めて実感する機会となりました。


1. サウジアラビア訪問の背景

昨年に続く、サウジ政府からの公式招待

今回の参加は、昨年に続く公式招待としての参画でした。国家として「レジリエンス」「危機管理」「災害対応」を重要政策に掲げるサウジアラビアにおいて、日本の技術や実務知見への期待が着実に高まっていることがうかがえます。

3ヶ月連続で現地に渡航する意義

現地企業や政府関係者との関係構築において重視されるのは、一度の訪問ではなく、継続して会いに行く姿勢です。短期的な取引ではなく、長期的なパートナーシップを前提とした信頼関係づくりが欠かせません。

サウジ市場が世界から注目される理由

サウジアラビアが注目される背景には、以下の要素があります。

  • 国家ビジョン「Vision 2030」による大規模投資
  • 防災・インフラ・危機管理分野の需要急増
  • 国営企業の影響力と意思決定のスピード

これらの点から、同国は中東地域における最重要市場の一つと言えます。


2. 国際会議・展示会への参画

REBCM Forumは、サウジアラビアの建設・不動産分野におけるイノベーション促進、サステナブル都市づくり、レジリエントなインフラ整備を目的としたハイレベル国際会議です。Vision 2030 における都市再開発の重要な基盤として位置づけられています。


REBCM Forum の主なテーマ

  • 都市インフラの持続可能性(Sustainability in Urban Infrastructure)
    建築物の省エネ・カーボン削減、再生可能エネルギー活用など、GX政策と深く結びつく領域。
  • スマートビルディングとデジタル化(Smart Building & Digital Transformation)
    IoT、デジタルツインを活用した都市管理が急速に拡大しており、災害リスク評価とも親和性が高い。
  • レジリエント都市開発(Resilient Urban Development)
    気候リスクに強い建築基準、建物管理、緊急対応力強化など、日本の防災技術との連携余地が大きい。
  • 公共・民間セクターの協働(Public–Private Partnership)
    行政だけでなく、民間企業と共創する開発モデルが特徴で、日本企業に大きな参画機会がある。

ここで扱われる内容は、災害に強いインフラ、脱炭素型の都市構造、効率的なエネルギー運用など、当社が取り組むGX × 防災 × 分散型インフラ の方向性と高い親和性があります。今回の現地対話を通じ、サウジ政府・産業界が求めるソリューションの方向性と、SAKIGAKE JAPANが提供する技術領域が重なる部分が多いことを改めて確認しました。


3. 会期中の出会いと議論の広がり

ミートアップで生まれる新たなビジネス機会

会期中は、複数の国営企業や民間パートナーとのミートアップが続き、「次のプロジェクトを一緒に進めたい」という具体的な話も芽生えています。

海外企業・政府担当者との将来につながる議論

特に議論が盛り上がったのは、以下の領域です。

① 災害対応インフラ

サウジは災害頻度は日本ほど高くないものの、
・広域停電
・砂嵐による設備障害
・集中豪雨による浸水
といった「稀だがインパクトの大きいリスク」への備えが強く求められています。このため、電源に依存しないインフラや、迅速な復旧を支えるモビリティ型設備への関心が高く、当社の技術との親和性が明確になりました。

② AI防災・予測技術

都市開発が急速に進むサウジでは、既存のマニュアル型の災害対応から、
・データによるリスク評価
・AIによるモニタリング
・住民への自動通知システム
へとシフトする動きが加速しています。「日本の地震・気象データを扱う技術は中東にも応用可能だ」との声が複数の機関から寄せられました。

③ エネルギーの分散化

太陽光発電の潜在力が高い同国では、マイクログリッド、オフグリッド、蓄電技術が都市計画の重要テーマとなっています。災害時のレジリエンスだけでなく、日常の運用効率を高める目的でも、分散型エネルギーシステムへの注目が大きくなっています。


現地で求められているソリューション領域

ミーティングを重ねる中で、以下のニーズが繰り返し指摘されました:

  • 停電リスク対策
    特に地方都市や新興工業エリアでは広域停電がしばしば発生し、「冷蔵・医療・物流をどう止めないか」が喫緊の課題です。オフグリッド冷蔵はまさにその解決策になり得ます。
  • 砂漠地帯でのインフラ保護
    砂嵐による設備トラブル、防水・防じん性能、温度管理など、「日本では想定されにくい極端な環境条件」での運用を求められます。
  • レジリエンスを高める都市設計
    新都市開発(例:NEOM、Red Sea)の進行により、災害・高温・停電を前提とした都市デザインが不可欠に。
  • 住民保護のためのデジタル防災
    災害時情報の一元管理、住民通知、避難誘導など、デジタル化のニーズが顕著です。

これらの課題は、SAKIGAKE JAPANが持つ
 ・オフグリッド冷蔵インフラ
 ・AI防災データ技術
 ・フェーズフリー型ソリューション
といずれも強い親和性を持っており、双方が補完し合える領域が非常に多いことが確認できました。


4. サウジ市場への継続アプローチの重要性

「参入が難しい」市場で信頼を獲得するために

サウジアラビア市場は、文化・商習慣・制度などから“参入が難しい”と言われます。その一方で、一度信頼関係が築ければ非常に強固なパートナーシップが形成される市場でもあります。

継続的な訪問と対話が価値を生む

オンラインだけでは得られない理解や関係性が、現地で直接会うことで一気に深まります。3ヶ月連続で訪問したことは、相手にとっても “本気度のメッセージ” として伝わり、大きな信頼獲得につながりました。

今回の渡航で得られた手応え

  • 会話がより具体的な「案件化」へ進んだ
  • 複数企業から継続的な協議依頼を受けた
  • 日本の防災技術への期待が明確に高い
    など、継続の価値を強く実感しました。

5. 今後の展望|中東と日本をつなぐ架け橋へ

中東地域で求められる日本の技術と知見

中東地域では、以下を背景に、防災・レジリエンスの重要性が急速に高まっています。

  • 気候変動
  • 急速な都市化
  • エネルギー転換

SAKIGAKE JAPANの国際展開ビジョン

私たちは、アジアのみならず中東とも連携し、“災害に強い社会を世界に”というビジョンの実現に向けて取り組んでまいります。今回のご縁を価値あるプロジェクトに結びつけられるよう、引き続き現地との対話と連携を深めていきます。


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