危機管理産業展2025に出展 ― 日本の先進防災技術を防衛分野へ

投稿日 2025年10月16日
著者 SAKIGAKE管理人
カテゴリー EVENT

株式会社SAKIGAKE JAPANは、2025年10月1日（水）〜3日（金）の3日間、東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展（RISCON TOKYO）2025」に出展いたしました。今年で第21回を迎える本展示会は、防災・防衛・セキュリティ分野における国内最大級のトレードショーとして、企業・自治体・防衛関係機関など幅広い来場者で賑わいました。

危機管理産業展（RISCON TOKYO）2025について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

多様な来場者との出会いと対話

SAKIGAKE JAPANのブースでは、「自律分散型でフェーズフリーな先進防災技術」をテーマに、災害時にも稼働可能なオフグリッド型冷蔵・冷凍装置や、AIを活用した気候リスク予測システムなどを展示。3日間を通じて、以下のような多様な分野の方々にお越しいただきました。

自治体の危機管理・防災担当職員
民間企業のBCP・リスク管理責任者
自衛隊・防衛関係機関の調達担当者
危機管理関連の研究機関・教育機関関係者

多くの来場者から「防災技術の防衛・危機対応への転用可能性」について高い関心をいただきました。

「防衛マーケット」との新たな接点

今回特に印象的だったのは、防衛・安全保障分野との新たな接点を得られたことです。日本国内でも「防災×防衛の連携強化」が進むなか、現場での即応性・持続性を支える民間技術への期待が高まっています。特に、以下のソリューションは、非常に多くの注目を集めました。

スーツケースに入れてどこでも運用可能な夜間ヘリポート夜間灯火セット「ヘリポータブル」
電力供給が不安定な環境でも稼働し続ける「旅する冷蔵・冷凍庫」
土砂災害はじめ、多様な自然災害リスクを沿革で可視化・検知する「DiPPSCLOUD」

今後は、防衛・安全保障分野への進出も進め、さらなるステークホルダーとの連携を深めてまいります。

登壇レポート：「危機管理スタートアップの挑戦」

展示期間中、弊社代表・近藤宗俊はスタートアップゾーンにて登壇し、「企業のレジリエンスを高める防災×BCPソリューション」をテーマに講演を行いました。講演では、AIやIoTを活用した気候リスク対策や、中小企業向けのBCP（事業継続計画）支援の取り組み、さらに防衛・自治体連携を見据えた新たな防災インフラ構想について紹介。多くの参加者が足を止め、「防災を社会実装する」ためのリアルな課題と可能性を共有する時間となりました。