株式会社SAKIGAKE JAPANは、2025年5月13日にベトナム・ハナム省で開催される「日越防災協働対話2025(Japan-Vietnam Disaster Prevention Collaboration Dialogue)」において、プレゼンテーションおよび展示を実施いたします。

本協働対話は、日本国国土交通省と、ベトナムで新たに発足した農業環境省(旧農業農村開発省と天然資源環境省の統合機関)との共催により開催され、両国の防災政策と技術の共有、相互理解の深化を目的とした国際的な取り組みです。
■ 協働対話の背景と意義
ベトナムでは近年、急速な都市化や気候変動の影響により、土砂災害や洪水、斜面崩壊といった災害リスクが増加しています。こうした課題に対応すべく、日本との技術協力や制度共有が進められており、本対話もその一環として継続的に開催されてきました。
特に2025年は、ベトナム政府が農業環境省という新体制で臨む初の国際対話であり、従来よりも広い分野との連携が見込まれます。
■ ワークショップ概要|土砂災害対策に焦点
本会議は2025年5月13日(火)、ハナム省にあるホテル「Meliá Vinpearl Phu Ly」にて開催され、以下の概要で実施されます。
- 主催:日本国国土交通省/ベトナム国農業環境省
- 日時:2025年5月13日(火)8:00~13:00(ベトナム時間)
- 形式:現地開催+オンライン併用(予定)
- 参加者:ベトナム側 約80名(農業環境省・地方局)、日本側 約30名(省庁・JICA・企業等)
- テーマ:土砂災害対策に関する技術と政策
本会議では、日越双方の政策担当者、技術者、専門家が登壇し、ハード・ソフト両面からの災害対策の最新情報が共有されます。

■ 技術プレゼンと展示予定の紹介
SAKIGAKE JAPANは、本ワークショップの「日本企業プレゼンテーション枠」にて、5分間の発表を実施します。発表は日本語で行われ、同時通訳によりベトナム語でもリアルタイムで配信されます。プレゼンでは、日本国内で展開している建物内装被害の軽減技術や防災教育の取り組みについて紹介予定です。
また、会場内に設けられた展示スペースでは、パンフレットやサンプルを通じて、以下の技術や取り組みなどを紹介予定です:
- Climate Vision / Water Vision:気象災害のリスクを「見える化」するAI/クラウド型のリスク予測・可視化プラットフォーム
- DIPPS Cloud:土砂災害のリスクを早期に検知・監視する携帯型の地中モニタリングシステム
- Aster Power Coating(特殊耐震塗料):地震や振動により内装材が剥落・損傷するリスクを軽減
- Cold Storage Box Portable:電源喪失時でも太陽光パネルで保冷する移動式の冷凍ユニット
■ 現地視察:イエンバイ省の土砂災害現場へ
翌日の2025年5月14日(水)には、イエンバイ省近郊にて、土砂災害被災地域の現場視察が実施されます。視察対象エリアはアットトォン村周辺を予定しており、斜面崩壊や浸食が進行する地域における防災課題を、日越の関係者が共同で確認する機会となります。SAKIGAKE JAPANもこの視察に参加し、現場ニーズの把握と今後の技術提案に役立てる予定です。

■ おわりに
今回の「日越防災協働対話2025」は、技術展示や発表を通じて、日本企業がどのようにベトナムの災害対策に貢献できるかをリアルに発信する貴重な場です。
SAKIGAKE JAPANは、国内で培った製品と知見を生かし、アジアの防災力向上に引き続き取り組んでまいります。
📎 関連リンク
- イベント概要(2023年開催実績):https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/bousaitaiwa230213_jp.html
- お問い合わせ・資料請求:https://sakigakejp.com/contact/