このたび、ふるさとである北九州商工会議所にて、地元の経営者の皆様に向けた講演の機会をいただきました。テーマは 「防災とビジネス成長 ~企業が持続可能な未来を築くために~」です。

近年、自然災害の激甚化・多発化により、企業の事業継続計画(BCP)や防災対策の重要性がますます高まっています。しかし、比較的災害の少ない地域とされる北九州では、災害対策が後回しになりがちです。そこで今回は、防災を経営戦略の一環として取り入れることで企業価値を向上させる方法についてお話ししました。
講演のポイント
① 防災対策は「コスト」ではなく「投資」
防災対策というと「コスト」と捉えられがちですが、実は企業の信用力を高め、新たなビジネス機会を創出する要素にもなります。例えば、大手企業では取引先選定の際にBCPの有無が条件となるケースも増えています。
② 具体的な国内外の成功事例を紹介
講演では、国内外の企業がどのように防災対策を経営に活かしているかを事例を交えてご紹介しました。

③ 北九州の強みと今後の可能性
北九州は災害リスクが比較的低く、企業の拠点移転先としても注目されています。しかし、災害が少ないからこそ防災対策の意識が低くなりがちです。本講演を通じて、「備え」が企業の持続的成長につながることを、少しでも多くの方にお伝えできたのではないかと思います。
今回の講演を通じて、北九州の企業の皆様に防災対策をより身近に感じていただけたら幸いです。今後も、「防災」と「ビジネス成長」を両立させるための情報発信を続けてまいります。
