株式会社SAKIGAKE JAPANは、本年度、経済産業省が取り纏めた「環境適応グッドプラクティス集」に掲載されました。この成果は、当社が推進する日本発の防災技術のグローバル展開や、防災取引所データベースの構築を通じた貢献が評価されたものです。
日本の先進的な防災技術を世界へ
日本は「災害大国」とも言われ、多くの自然災害を経験してきたことで、非常に高度な防災技術とノウハウを保有しています。しかし、言語や商習慣の壁が原因で、これらの技術が海外で十分に活用されていない現状があります。
当社は、この課題を解決すべく、防災取引所データベースを構築。国内の先端技術を有する企業と、海外の防災対策ニーズをマッチングさせるサービスを提供しています。例えば、マレーシアでの水処理技術の商談支援や、インドで開催された防災展示会への参加を通じた現地調査など、多岐にわたる取り組みを展開しています。
防災取引所データベースの特徴
防災取引所データベースは、現在500社以上の日本全国の防災技術やサービスを登録しており、次の3つの特徴を備えています。
- 検索性:災害対応に必要な切り口で技術や企業を検索可能。
- 網羅性:日本国内の防災技術を幅広くカバー。
- 実用性:具体的な災害対応に活用できる実践的な情報を提供。
当社では、このデータベースをさらに拡充し、海外市場での活用を視野に入れたビジネスモデルを構築しています。また、日本の技術の組み合わせによるシナジー効果を最大化し、オールジャパンで災害リスク削減に貢献することを目指しています。
【参考】経済産業省「環境適応グッドプラクティス集」とは
経済産業省が発行する「環境適応グッドプラクティス集」は、気候変動や自然災害への対応策として、日本企業や団体が展開する優れた取り組みをまとめた事例集です。
本プラクティス集では、日本が有する先進的な防災技術や環境適応型のビジネスモデルが取り上げられており、各事例が社会課題の解決や持続可能な社会の実現にどのように貢献しているかが具体的に紹介されています。
掲載されている事例は、洪水や台風対策、エネルギー・水資源の安定供給、気候変動リスクに関連する金融サービスなど多岐にわたります。これらの取り組みは、国内外の政府機関や企業、自治体など、幅広いステークホルダーの参考となる内容となっています。
今後の展望
掲載されたグッドプラクティス集では、当社の事例が具体的に紹介されており、特に「現地ネットワークの構築」「マーケティング支援」「技術のパッケージ化」といった取り組みが成功要因として挙げられています。
今後も、国内外の企業や機関との連携を深め、災害に強い社会づくりに貢献していく所存です。
最後に
2024年も残りわずかとなりました。今年、株式会社SAKIGAKE JAPANは国内外での活動を大きく拡大し、防災技術の普及に向けて飛躍の一年となりました。
今年の主な取り組みとして、以下のプロジェクトを実施しました:
- インドネシアやインドでの国際会議での登壇・折衝
- 世界銀行主催フォーラムやInnovation Leaders Summitへの参加
- シリコンバレーやサウジアラビアでの出展と商談
これらを通じ、日本の防災技術を世界へ届ける基盤をさらに強化することができました。
2025年も引き続き、国内外での活動を深化・拡大し、災害に強い社会づくりに貢献してまいります。本年もご支援をいただき、誠にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。