SAKIGAKE JAPANは、東京大学災害対策トレーニングセンター(DMTC)が主催する「災害対策本部訓練(EOC)」に参加しました。DMTCを運営する東京大学沼田研究室は、神奈川県横浜市や兵庫県神戸市、直近では能登半島地震下の石川県珠洲市の現地オペレーションを支援した実績を持っています。本訓練では、まさにそんな研究室の知見が生かされていました。
訓練の目的は、大規模災害が発生した際に、緊急司令塔を立ち上げ、指揮命令系統を効率的にコントロールし、情報を的確に整理しながら、人命被害を最小限に抑えること。今回は「導入編」という位置づけでしたが、内容は非常に充実しており、実際の災害シナリオに基づいた演習、最新の被災地情報の共有、さらには全国の危機管理・防災関係者との意見交換など、参加者にとっては貴重な学びの機会になりました。
特に印象的だったのは、シミュレーション中の緊張感と、情報の流れをどう整理し、迅速に適切な判断を下すかというプロセス。この経験は、実際の災害発生時にも役立つ貴重なものです。実際に参加することで、防災に対する理解がさらに深まります。私たちは、災害に強い社会を作るために、こうした訓練を真摯に受け止め、常に学び続ける必要があります。
それでは、また次回のNEWSでお会いしましょう。皆様、安全第一で、日々をお過ごしください!
▼東京大学生産技術研究所-沼田研究室(災害対策トレーニングセンター(DMTC))▼
https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/fsi/ja/projects/region/project_00047.html